牛は365日食べ、水を飲み、休むため、肥育農家には毎日の管理があります。しかし、経営者が24時間働き続けるという意味ではありません。標準化、当番、機械化、緊急連絡を整え、必要な観察を切らさないことが大切です。
肥育農家の1日の流れ
| 時間帯 | 主な仕事 |
|---|---|
| 朝 | 全頭確認、給餌・飲水、残飼、牛舎環境 |
| 日中 | 敷料、移動、治療補助、機械・在庫、記録 |
| 夕方 | 給餌、採食、歩様、呼吸、群の状態を再確認 |
| 必要時 | 母牛の発情・分娩兆候、異常牛、停電、給水・換気故障への対応 |
ウェスタン・ファームは繁殖と肥育の両方を行っています。母牛の発情・妊娠・分娩兆候を確認し、分娩が近い時期には夜間を含む見回りや立会いが必要になります。生まれた子牛、外部から導入した子牛、肥育牛では観察するポイントが異なるため、牛群ごとに確認体制を組みます。
牛舎へ入ったら最初に群を見る
個体へ近づく前に、立っている牛、寝ている牛、飼槽へ来ない牛、群から離れた牛を見ます。その後、食欲、反すう、目、鼻、呼吸、被毛、腹、ふん、歩様を個体ごとに確認します。「正常」は牛ごとに違うため、昨日との比較が重要です。
見回りを経営へつなげる
気づきを記憶だけに置かず、個体番号、時刻、症状、対応、結果を残します。治療開始までの時間、再発、事故率を集計すると、観察の質を改善できます。
休める牧場にする
- 給餌と見回りの標準書を作る
- 緊急度と連絡基準を決める
- 最低2人が主要作業を担当できるようにする
- カメラやセンサーは見回りを補う用途で使う
- 休日と夜間呼出しをKPIとして測る
FAQ
毎晩見回りが必要ですか?
牛群、疾病、導入状況、設備で異なります。リスクに応じた確認体制を獣医師と決めます。
カメラがあれば現場確認は不要ですか?
不要にはなりません。死角、通信障害があり、触診や給水確認は現場で行います。