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牛の粗飼料とは?稲わら・チモシー・アルファルファ・オーツヘイを比較

2026.08.02

この記事の要点:粗飼料は単なる「かさ増し」ではなく、反すう、唾液分泌、ルーメン環境、採食を支える飼料です。稲わら、チモシー、アルファルファ、オーツヘイは、たんぱく質、繊維、物理性、価格が異なり、同じ重量で置き換えられません。

主な粗飼料を比較

種類 特徴 主な利用
稲わら 繊維・物理性、栄養価は低め 肥育牛
チモシー 嗜好性と繊維のバランス 乳牛・育成牛等
アルファルファ たんぱく質・カルシウムが比較的多い 乳牛、育成等
オーツヘイ えん麦乾草、収穫時期で品質変動 肉用牛・乳牛
サイレージ 乳酸発酵で保存 青刈りとうもろこし、牧草、稲WCS等

稲わら

肥育牛で広く利用されます。栄養価よりも繊維と物理性の役割が大きく、濃厚飼料中心の肥育で反すうを支えます。国産は水田地帯で収集され、輸入品も流通します。

チモシー

北米などから輸入されるほか、北海道を中心に国産牧草も生産されます。等級名だけでなく、刈取時期、葉と茎の割合、水分、色、異物、分析値を確認します。

アルファルファ

マメ科牧草で、イネ科乾草より粗たんぱく質・カルシウムが多い傾向があります。米国などが主要供給国です。栄養価が高いから多給すればよいわけではなく、全体のたんぱく質・ミネラル設計に組み込みます。

オーツヘイ・スーダングラス

オーストラリア産オーツヘイや米国産スーダングラスなどが流通します。穂の成熟、茎の硬さ、糖分、カビ、硝酸態窒素など、草種とロットに応じた確認が必要です。

輸入国を分散する理由

乾草は米国、カナダ、オーストラリアなどから輸入されます。干ばつ、山火事、港湾、検疫、海上運賃、為替で供給が変動するため、複数草種・複数産地を使える設計が調達リスクを下げます。

品質確認のポイント

  • 乾物、水分、粗たんぱく質、NDF
  • 葉と茎、切断長、硬さ
  • カビ、発熱、臭い、変色
  • 土砂、金属、雑草などの異物
  • ロット差と分析証明

稲わらの確認方法は飼料用稲わらの品質とは?をご覧ください。

よくある質問

稲わらと牧草は同じですか?

違います。稲わらは米収穫後の茎葉で、牧草とは栄養価や用途が異なります。

アルファルファが最も優れた粗飼料ですか?

目的によります。高栄養ですが、肥育段階、全体設計、価格によって適量が変わります。

輸入乾草は国産より品質が低いですか?

一概にはいえません。国産・輸入を問わず、ロットごとの成分と保管状態で判断します。

参考資料

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