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飼料のカビ・カビ毒を防ぐには?保管・検査・給与中止の判断を解説

2026.08.02

この記事の要点:カビが見えない飼料でもカビ毒が残ることがあり、見えるカビを取り除けば安全になるとは限りません。水分、温度、結露、虫害、破損粒を管理し、疑わしいロットは給与せず、供給者・獣医師・検査機関へ相談します。

カビとカビ毒の違い

カビ毒は、一部のカビが産生する化学物質です。カビが死んでも毒が残る場合があり、加熱で十分に除去できないものもあります。色や臭いだけで安全性を判定できません。

主なカビ毒

名称 関係しやすい原料 主な注意
アフラトキシン とうもろこし等 乳への移行、健康影響
DON 麦類、とうもろこし等 採食・健康への影響
ゼアラレノン とうもろこし、麦類等 繁殖への影響
フモニシン とうもろこし等 畜種別の感受性

飼料には飼料安全法に基づく指導基準・管理基準等が設定されています。基準は畜種や飼料区分で異なるため、最新の公表値を確認します。

圃場・収穫時のリスク

高温、干ばつ、虫害、収穫前の降雨、倒伏などはカビ・カビ毒リスクを高めます。収穫後の管理だけでなく、産地での栽培・収穫条件も重要です。

受け入れ時の確認

  • 水分、温度、臭い、変色
  • 破損、固結、虫、異物
  • 分析証明とロット番号
  • 荷姿、輸送中の濡れ・結露
  • サンプルの保存

保管で防ぐ

倉庫・サイロを清掃し、雨水侵入と結露を防ぎ、床や壁から離して保管します。先入先出を徹底し、長期在庫を避けます。ロール稲わらや乾草も、ラップ破損、地面からの吸湿、鳥獣被害を点検します。

異常を見つけたら

  1. 疑わしいロットの給与を止める
  2. 他ロットと混ぜない
  3. 現物・ラベル・納品記録を保存する
  4. 供給者、獣医師、検査機関へ相談する
  5. 牛の採食・健康状態を記録する

自己判断で薄めて給与すると、汚染範囲が広がり原因究明が難しくなります。

カビ毒吸着材について

製品ごとに対象物質と根拠が異なります。吸着材を入れれば汚染飼料を安全に給与できるとは限りません。まず汚染原料を排除し、必要性を専門家と判断します。

在庫管理は畜産農家の飼料在庫管理でも解説しています。

よくある質問

カビ部分だけ捨てれば給与できますか?

安全とは限りません。カビ毒が周囲に存在する可能性があるため、給与を止めて確認します。

見た目が正常なら安全ですか?

見た目だけでは判断できません。必要に応じてロット分析を行います。

国産飼料ならカビ毒はありませんか?

国産・輸入を問わず、栽培、乾燥、保管条件により発生し得ます。

参考資料

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