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稲わらと牛ふん堆肥でつなぐ地域循環|耕畜連携の仕組みを解説

2026.08.02

耕畜連携とは、稲作・畑作農家と畜産農家が飼料や堆肥を通じて協力する取り組みです。水田から得られる稲わらを牛に活用し、牛舎から生まれる牛ふん堆肥を農地へ戻すことで、地域資源の循環をつくります。

稲わらと堆肥が循環する仕組み

  1. 水田で米と稲わらが生産される
  2. 十分に乾燥した稲わらを収集する
  3. 稲わらを牛の粗飼料や敷料として利用する
  4. 牛ふんと敷料を適切に堆肥化する
  5. 成分と土壌を確認し、堆肥を農地へ施用する
  6. 農地で次の作物を生産する

単に資材を往復させるだけではなく、それぞれの段階で品質、安全、必要量を管理することが重要です。

稲作農家にとっての利点

  • 稲わらという副産物の活用先が生まれる
  • 収集や搬出の仕組みを地域で構築できる
  • 土づくりに利用できる堆肥の供給元と連携できる
  • 地域内で資源と費用を循環させる可能性が広がる

畜産農家にとっての利点

  • 国産粗飼料の確保につながる
  • 産地と収穫履歴を確認しやすい
  • 輸送距離を抑えられる可能性がある
  • 堆肥の利用先と計画的に連携できる

連携を成立させる確認項目

段階 確認すること
稲わら収集 乾燥、泥、カビ、形状、収集時期
運搬・保管 車両、荷役、屋内保管、ロット管理
飼料利用 牛の飼養段階、他飼料との組合せ
堆肥製造 原料、水分、発酵、熟成、表示
農地還元 成分分析、土壌診断、作物、散布時期

量と時期の調整が重要

稲わらは収穫期に集中して発生し、堆肥の需要は作付け計画によって変わります。必要量、保管容量、収集・散布機械、天候を事前に共有しなければ、余剰や不足が起こります。年間計画を作り、収穫前から関係者で調整することが大切です。

制度と記録を確認する

飼料用稲わらの販売には、飼料安全法に基づく届出や帳簿が必要となる場合があります。堆肥の生産・販売には、肥料の品質の確保等に関する法律に基づく届出や表示が必要です。誰が生産・収集・販売するかを整理し、都道府県の担当窓口へ確認します。

ウェスタン・ファームと登米の農業

宮城県登米市は水田農業と畜産が身近に共存する地域です。有限会社ウェスタン・ファームは、地域で得られる農業資源を牛づくりに生かし、農地へつなげる循環を大切にしています。私たちの考え方は「私たちについて」、牛ふん堆肥の基礎は「牛ふん堆肥とは?」、稲わらの飼料利用は「稲わらは牛の飼料になる?」をご覧ください。

よくある質問

稲わらと堆肥を交換すれば耕畜連携になりますか?

交換は一つの形ですが、品質、数量、時期、運搬、法令上の役割まで合意して初めて継続的な連携になります。

堆肥は毎年同じ量を使えますか?

土壌養分は変化します。定期的に土壌診断を行い、堆肥の成分と作物に合わせて見直します。

遠方との連携もできますか?

可能ですが、かさばる資材のため運送費、荷役、品質保持を含めて採算と環境負荷を検討する必要があります。

参考資料

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