仙台牛は、生産中に予約される名称ではありません。登録農家が宮城県内で肥育した黒毛和種などの条件を満たし、出荷後にA5またはB5へ格付けされた牛肉だけが認定されます。
血統選抜は「可能性」を選ぶ仕事
繁殖では母牛の繁殖成績、体型、産子の発育・枝肉結果を振り返り、交配する種雄牛との組合せを考えます。子牛市場からの導入では、父、母の父、近親の枝肉成績に加え、日齢、体重、体躯、肢蹄、健康状態と、自農場で同系統を育てた実績を見ます。血統だけで結果が決まるわけではありません。
約30カ月までの管理
- 導入期:輸送後の食欲、水、呼吸、ふんを確認
- 前・中期:粗飼料を確保し、体とルーメンの安定を重視
- 仕上げ期:採食と健康を守りながら肉質を目指す
- 出荷:体重、月齢、状態、相場、牛房回転を総合判断
当社の公表資料に残る平均出荷月齢は30.5カ月、平均枝肉重量は470kgです。米ちゃん牛には出荷前約10カ月、地元産もち米を1頭1日約250g給与してきました。
牛舎環境も品質管理
南向きの牛舎4棟で、1頭当たり約14㎡を確保し、4頭に1台の割合で換気扇を設けています。広さと換気は格付けを保証しませんが、牛が食べ、休み、観察を受けられる基盤です。
出荷後が次のスタート
枝肉重量、BMS、肉色、締まり・きめ、脂肪の質を導入情報へ戻します。「仙台牛率」だけでなく、1頭粗利益、肥育日数、事故率も見て、無理な長期肥育になっていないか確認します。
FAQ
A4は仙台牛ですか?
仙台牛ではありません。条件を満たすA5・B5のみです。その他は仙台黒毛和牛等として流通する場合があります。
育成中に仙台牛と呼べますか?
出荷後の格付け前には認定が確定していません。「仙台牛を目指して育てる牛」と考えるのが正確です。