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飼料高騰をどう生き抜く?宮城の和牛農家が考えるエサの配合とコスト戦略

2026.08.02

飼料高騰への対策は、安い原料への単純な置換ではありません。栄養、採食、増体、肉質、廃棄まで含む「増体1kg当たり飼料費」で判断します。

ウェスタン・ファームの飼料づくり

良質な粗飼料を基本に、大麦外皮とヘイキューブダストなどを組み合わせてきました。米ちゃん牛(よねちゃんぎゅう)には、出荷前約10カ月、地元産もち米を殻付きで粉砕し、1頭1日約250gを粗飼料・濃厚飼料と混ぜて給与します。

原料単価だけで選ばない

指標 意味
1頭1日飼料費 日々の投入額
乾物当たり単価 水分差を除いた比較
DG 1日平均増体量
増体1kg当たり飼料費 費用と成果の関係
残飼・廃棄率 購入しても食べられない損失

資料に残る当社実績ではDG0.74kg、平均枝肉重量470kgです。過去実績を現在の目標値と混同せず、ロットごとに測り直します。

高騰時の5つの手順

  1. 原料・群別の給与量と単価を見える化
  2. 欠品を避ける発注点と安全在庫を設定
  3. 供給先と調達時期を分散
  4. 地域の稲わら・副産物を栄養設計の上で活用
  5. 変更前後の採食、ふん、DG、枝肉成績を比較

急な配合変更は牛の状態へ影響します。飼料設計者や獣医師と相談し、段階的に切り替えます。配合飼料価格安定制度は影響を緩和しますが、自農場の実原価を全額補う制度ではありません。

FAQ

国産飼料なら必ず安いですか?

運搬、乾燥、保管、成分、ロスを含めると一律ではありません。地域内調達は供給安定と循環にも価値があります。

飼料を減らせば利益が出ますか?

増体や健康を損なえば肥育日数が延びます。1日費用ではなく出荷までの総費用で判断します。

関連:飼料在庫管理/価格ヘッジ

参考:農林水産省「配合飼料価格安定制度」

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