飼料用稲わらの品質は、稲刈り後の乾燥、泥を付けない収集、ロール内部まで湿らせない保管で決まります。収集は稲刈り後に始まるのではなく、ほ場の排水や畜産農家が希望する形状を事前に確認するところから始まります。
収集の流れ
- 事前調整:ほ場、必要量、色、切断長、ロール形状を決める
- 稲刈り:収集しやすい刈高・切断状態を確保する
- 乾燥:雨と地面の湿りを避け、十分に乾かす
- 反転:表裏を入れ替えて乾燥のむらを減らす
- 集草:泥や異物を巻き込まないよう列状に集める
- ロール成形:用途に合う密度と大きさで梱包する
- 運搬・保管:雨と結露を避け、床から離して保管する
乾燥が最重要である理由
水分が残ったままロールにすると、内部で発熱やカビが起きる可能性があります。外側が乾いて見えても内側が湿っていることがあるため、天候、ほ場、束の内部まで確認します。泥やカビ、乾燥不足のある稲わらは飼料として利用できません。
稲作農家と畜産農家で決めること
| 項目 | 事前に合わせる内容 |
|---|---|
| 品質 | 乾燥、色、泥、カビ、異物 |
| 形状 | 大型ロール、角形、小型梱包 |
| 数量 | ほ場面積、個数、概算重量 |
| 作業 | 反転、集草、梱包、積込みの担当 |
| 受渡し | 時期、運送、荷下ろし、保管場所 |
品質の見分け方は「飼料用稲わらの品質とは?」をご覧ください。
よくある質問
雨に当たったら必ず廃棄ですか?
状態によりますが、十分に再乾燥できずカビや変質があるものは飼料にできません。
稲刈り直後にロールにできますか?
水分状態を確認し、十分に乾燥してから成形します。
収集した稲わらを販売できますか?
飼料安全法に基づく届出や帳簿が必要となる場合があります。詳しくは「国産の飼料用稲わらを購入するには?」をご覧ください。