牛舎の季節対策は、夏は熱と湿気を逃がし、冬は冷気を遮りながら換気を止めないことが基本です。気温だけでなく、湿度、風、日射、床、飲水、牛の呼吸と採食を一緒に見ます。
登米市での牛舎づくり
ウェスタン・ファームの牛舎4棟は南向きで、棟間を広くしています。牛房は1頭当たり約14㎡、換気扇は4頭に1台の割合です。開放性と強制換気で床を乾かし、臭気と湿気を抑える考え方です。
夏に見ること
- 呼吸が速い、口を開ける、よだれ
- 飼槽へ来ない、採食時間がずれる
- 飲水量と給水器の流量
- 牛の高さでの風と湿度
- 密集、濡れた床、直射日光
送風機は台数だけでなく、牛の体へ風が届く角度、汚れ、停止を確認します。給水は水質と流量が重要です。
冬に見ること
隙間風を抑えても、換気を止めると湿気とガスがこもります。濡れた床は体熱を奪い、滑りや汚れにつながります。給水の凍結、配管、換気扇、カーテンを点検し、若齢牛や体調不良牛を優先して見ます。
設備効果を測る
| 環境 | 牛の指標 | 経営指標 |
|---|---|---|
| 温湿度・風 | 呼吸、採食、飲水、横臥 | DG、疾病、事故、電力費 |
| 床 | 汚れ、歩様、休息 | 敷料、治療、作業時間 |
FAQ
扇風機があれば暑熱対策は十分ですか?
十分とは限りません。風速、湿度、給水、日射、密度を合わせて確認します。
冬は牛舎を閉め切るべきですか?
閉め切りは湿気やガスをためます。直接の冷風を避けつつ必要な換気を確保します。